大会・イベントレポート詳細
第15回全国障害者スポーツ大会(紀の国わかやま大会)
平成27年10月24日(土)から10月26日(月)まで、和歌山県で第15回全国障害者スポーツ大会紀の国和歌山大会が開催されました。東京都選手団は選手・役員の計288人が派遣されました。
結団式
10月14日(水)、東京都庁第一本庁舎の大会議場にて結団式が行われました。全員新しいウィンドブレーカーに袖を通して、各競技の監督から選手の紹介や大会に臨むにあたっての抱負が語られました。陸上競技に出場する葭原滋男選手が気力に満ちた選手宣誓を行い、式典の最後は小嶋隆司総監督による熱い決意表明で締めました。
結団式
和歌山県入り
東京都選手団は10月22日(木)に和歌山県に入りました。和歌山駅のホームに到着すると、ホームには大会期間中選手団をサポートする、和歌山県職員や学生ボランティアの方が、お手製の横断幕や小旗などで出迎えてくれ、選手たちは笑顔でそれに応えていました。その後、選手団全体にお出迎えの挨拶が行われました。
ボランティアによるお出迎え
歓迎式
公式練習会
大会開催を翌日に控えた、23日は実際に競技する会場で練習を行える公式練習会でした。各選手、会場の雰囲気を確認しながら自身の最終調整に余念がありません。
公式練習会(卓球)
大会まであと1日
開幕
秋高気爽(しゅうこうきそう)、和歌山県紀三井寺陸上競技場には、47都道府県と20の政令市の選手・役員が揃い開会式が行われ、東京都選手団は市川健一副団長、旗手・兼平大夢(たくむ)さん、主将・葭原滋男さん、各選手の順に凛々しく行進が行われました。
競技場のバックスタンド中央に設置された炬火台に、先に行われた国民体育大会(9月26日~10月6日)より引継がれた炬火が灯されて選手宣誓が行われると、各競技熱い戦いが繰り広げられました。
行進を待つ東京都選手団
全国大会ゲート
東京都選手団更新
開会式
個人競技・団体競技結果
| 競 技 | メダル数 | ||
|---|---|---|---|
| 金 | 銀 | 銅 | |
| 陸上競技 | 50 | 28 | 13 |
| 水泳 | 34 | 7 | 4 |
| アーチェリー | 3 | 0 | 0 |
| 卓球・サウンドテーブルテニス | 14 | 5 | 1 |
| フライングディスク | 2 | 5 | 7 |
| ボウリング | 1 | 0 | 3 |
| 合 計 | 104 | 45 | 28 |
| 競 技 | 成 績 |
|---|---|
| バスケットボール(知的・女子) | 優勝 |
| グランドソフトボール | 3位 |
| バレーボール(知的・男子) | 準優勝 |
| バレーボール(知的・女子) | 優勝 |
| サッカー | 優勝 |
| フットベースボール | 準優勝 |
大会金メダル(表)
大会金メダル(裏)
アーチェリー
フライングディスク
水泳
陸上(走り幅跳び)
バレーボール(知的・女子)
グランドソフトボール
陸上(スラローム)
バスケットボール(知的・女子)
フットベースボール
円陣を組む卓球チーム
大会を終えて
スポーツには勝者・敗者があり、目標を達成できた者、できなかった者がいます。但し、この大会は競技スポーツとしての側面の他に、障害のある人々の社会参加の推進、国民の障害のある人々に対する理解を深めることが目的として掲げられています。
選手の中には、初めて親元を離れて遠出をする選手もいて、慣れない環境の中で不安などもあったはずです。ただ、この大会を通して得た経験は今後の生活の糧となるでしょう。
大会期間中、選手団サポートボランティアと呼ばれる方々が各競技に同行し、選手の移動の介助・誘導、荷物の運搬、選手の応援など、選手が競技に集中できる環境を作っていました。選手だけではなくボランティアの方にとっても得た経験は大きかったのではないでしょうか。
ボランティア作成の応援フラッグ
ボランティアのビブスに寄書をする選手
閉会式退場時に他県の選手団との交流